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既存駐車場のコインパーキング化、なぜ増えている?

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2015.09.11

最近増えている駐車場の経営スタイルに、店舗や施設など既存の平面駐車場をコインパーキング化することが挙げられます。精算の手間が発生することだけを見るとデメリットを感じますが、実はお客さんにとってもいいことが沢山あるんです。今回はコインパーキング化のメリットについてお話しします!

既存駐車場のコインパーキング化、なぜ増えている?

無断駐車や放置車両を防ぐことができる

ショッピングモールなどの大型商業施設、複合施設の駐車場は、無料開放してしまうと、店舗に訪れたお客様以外の無断駐車が多くなりがちです。空きスペースが沢山ある超大型駐車場ならともかく、もし無断駐車で埋まってしまったら、本来のお客様が停められず他の店舗に流れてしまう可能性が出てきます。また、こういった管理がずさんに見える駐車場には、放置車両も出やすいものです。

売上が上がる。回転率が上がる

本来のお客様へは駐車料金は無料サービスにするのが普通ですね。その方式は、買い物額に応じて無料になるラインを設定するか、時間に応じて無料になるラインを設定するかのどちらかです。買い物金額によるものですと、端数を合わせるために追加のお買い物をしてもらえる可能性が上がります。時間によるものなら、回転率を上げることができるでしょう。いずれにしても、駐車場が店舗の売上自体に貢献してくれるのです。

営業時間外にも収益があがる

銀行、郵便局、病院など、窓口業務が短い業種には特にお奨めです。駐車場をコインパーキング化すると、営業時間外にも収益が上がるようになります。この場合は、最初の60分無料など時間制サービスにすると良いですね。都心部なら、深夜や早朝にも利用客が見込めますから、土地を有効活用できます。

ついでに寄るお客さんを呼び込める

駐車目的のお客様を店舗に呼び込むこともできます。テイクアウトの軽食、コーヒーショップ、コンビニなどが駐車場に隣接していると、つい寄りたくなるもの。他の目的で店に入った人がついでに買い物をする、という方法で収益を伸ばしたのがコンビニです。トイレの無料開放を最初に始めたのはローソンだそうで、「トイレだけでも気軽にお入り下さい」と呼びかけることで、「ついで買い」を増やすことに成功したのだとか。他のコンビニもこぞってトイレ開放を行ったところを見ると、トイレマーケティングの効果は確かなようですね。

夜間の防犯性がアップする

夜間に平面駐車場を真っ暗なまま放置しておくと、ひったくりや暴行などの犯罪現場となってしまう可能性もあります。大阪府寝屋川市の中一遺棄事件は記憶に新しいところです。女の子の遺体が遺棄されたのは、夜間の物流会社の駐車場でした。この駐車場にはカメラもなく、夜間に無関係な車両が入れる状態だったようです。この駐車場は人通りがなく、コインパーキング化で収益が得られるとは思えませんが、少しでも他のメリットが得られるなら、防犯の意味でもコインパーキング設置の意味は大きいと思います。

お客さんの手間を最大限、減らすには

このように、非常にメリットがある既存駐車場のコインパーキング化ですが、これまでお店を利用してきたお客様にとってはどうでしょう。ロック板に乗り上げるのは、運転が苦手な方にとってはストレスのかかるものです。コインパーキング化を検討しているものの、既存のお客さんが離れてしまうのでは?という心配がありますよね。そんな方におすすめなのがロックレスです。ロックレスなら、これまでと同じ感覚で駐車できますので敬遠される事がありません。出庫の際も、精算ボタンの操作だけ。施設側のメリットを最大限にしながら、利用者のストレスも軽減することができるのです。既存駐車場のコインパーキング化なら、ぜひロックレスをご検討下さい。