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車と駐車場の需要は、今後どうなる?

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バリアフリーの概念が一般化してから約40年。公共交通機関のバリアフリー化が進み、高齢者や障害者、ベビーカーでの移動はとても楽になってきました。都市部では車を持たない世帯が増え、「若者の車離れ」も言われていますが、今後、私たちと車の関係はどのようになっていくのでしょうか。

 

日本はバリアフリー先進国?

日本はバリアフリー化が遅れていると言われてきました。しかし、法整備も進み、官民挙げて推進してきた結果、エレベーターやスロープの設置を始め、ノンステップバスの普及など、公共交通機関はかなり改善されてきました。25年度末のデータでは、83.8%の駅(一日当たりの平均利用者が三千人以上の駅)で段差が解消されています。
実は、ニューヨーク、ロンドン、パリで、車椅子の方が地下鉄に乗るのはほぼ不可能です。通路は階段と段差だらけですし、古い駅は改修困難でエレベーターはありません。ヨーロッパなどの石畳が守られている旧市街は、足の悪い方、ベビーカーを押す方にとっては移動が非常に難しいでしょう。日本は、東京ならほぼすべての駅で、車椅子の方が一人で地下鉄に乗ることができますし、交通量の多い公道はアスファルト舗装です。欧米諸国と比べても、日本はバリアフリー先進国と言ってよい状況にきていると思います。

 

まだまだ、公共交通機関だけでは不安も

とは言っても、もちろん完全ではありません。例えば、東京のJRでは、新大久保駅、御茶ノ水駅、中野駅、代々木駅にはエレベーターがありません。関内駅、菊名駅など、乗降者数が多いにも関わらずエレベーターの未設置が問題となっている場所は沢山あります(いずれも、27年度3月10日時点)。すべての人が公共交通機関だけでどこへでも行けるとは言いがたいです。
また、日本はハード面でこそバリアフリーが推進されていますが、ソフト面での「心のバリアフリー」が遅れていると言われています。心のバリアフリーとは、理解と助け合いを社会通念とすることです。例えば、点字ブロックを塞がないなどのモラルを向上させること。お年寄りや、赤ちゃんを抱いた女性に手を貸すこと。積極的な障害者雇用もそうです。2014年3月、国土交通省はベビーカー論争に対し「電車内でベビーカーを畳まなくてよい」と決着を付けましたが、こんなことが問題になるのは、確かに日本人が遅れている証拠かもしれませんね。

 

車でなければならない人が必ずいる

ハード面のバリアフリーが100%ではないこと、心のバリアフリーが遅れていることから、公共交通機関だけで移動するには不安を感じる方が沢山います。また、見過ごせないのが高齢化です。現在、4人に一人が高齢者ですが、内閣府は、2035年には三人に一人が高齢者、2060年には2.5人に一人が高齢者となると推測しています。どうしても車でなければ移動できない方が増えることが予測されます。
少子化や「若者の車離れ」にも関わらず、新車の国内販売台数は伸びていますし、駐車場の需要も増加すると言って良いでしょう。高齢化に伴い、反応が鈍くなったり足元がふらついたりする方も多くなりますから、これからの駐車場はバリアフリーであるべきではないでしょうか。高齢者でも安心して駐車でき、車椅子用のリフトも楽に出し入れできる、それがロックレス駐車場なのです。